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逍遙庵主の超短距離街道を往く 電車で早くお家に帰ろうバージョン(3)

.04 2014 逍遥記 comment(0) trackback(0)
 京都駅を出ると電車はすぐにトンネルに入り、出ればもう山科。このトンネル、一本目は1921、大正10年に新逢坂山トンネルと同時に完成した。これで京都から大津の膳所あたりまでは、ほぼ一直線になった。
 JR(旧国鉄)の東海道線は1889明治22年の開通。ん?ん?じゃぁそれまでは何処を走ってたのか気になるところ。実は当時の日本の土木の技術では東山連峰に穴を空けて鉄道を通すなんてとても出来なかった。で、一番低いところにレールを敷設したのが伏見区深草と山科区勧修寺を結ぶ大岩街道だった。

 当時は東へ向かう列車は京都駅を出ると奈良線も同じ線路で南へ下り、伏見稲荷を越えた辺りで分岐した。この辺になると東山連峰は山というより丘陵っぽくなっている。この丘陵に通る道を大岩街道という。
 ここで東海道線は左へ大きく曲がり、やがてこの丘陵を越え、山科の南端に位置する勧修寺にあった山科駅に着く。そこから大宅・大塚・四ノ宮・大谷を経て逢坂山の谷を縫い、抜けたところが大津駅。
 その経路をナビで見ると伏見稲荷よりもう少し南の大岩街道辺りから何物かと重なっている。かなり太い線だから名神自動車高速道路とすぐに気づく。
 旧国鉄の東山トンネルが明治22年に出来た後は、そのルートは廃線になったが何十年も経た後に名神高速として蘇るのである。

 名神高速のその区間はまさに旧国鉄の廃線になった路線跡に出来た道。勧修寺辺りの名神高速の側道に明治の初期に山科駅がその位置にあったことと、昭和の中頃に名神高速道路の起工の地になったことを記する石碑がある。
 また四ノ宮・大谷・大津の区間も新逢坂山トンネルの開通によって廃線されたが後に京阪電鉄が京神線として電車を通し、現在も京阪電車が走っている。

 大岩街道と言えば平安時代の中頃に深草少将が小野小町に逢いに行くのに通ったとされる道。千年も経てば鉄道や高速道路に様変わりしていた。

 その山科駅。私は車窓の内側からホームで待つ今からこの列車の同乗人となる人々を身構えて眺めていた。なんとこのホームにいる人の平均年齢は絶対に25歳に届かない。18歳から25歳までの男女。
 
 なんでや。何かあったんか?いや、山科にはコンサート会場もないし、こんな若い人が集まる場所なんぞありゃせん。

 だのに乗り込んでくるお若い方々はご機嫌良さげなグループがそこかしこにおられる。私は若い人のように揺れる電車の中で立ったままスマホをいじれないので退屈紛れに考えた。
 山科駅は京都の地下鉄東西線と京阪電鉄京津線とJRが交差する駅。考えられる理由は三条・四条の木屋町や河原町などの繁華街で飲食していて地下鉄で山科駅まで来て、そこから滋賀へJRに乗り換えて帰る若者たちの群れ。
 この電車は草津駅で最終の草津線の電車にギリで間に合うシンデレラ快速。乗り遅れたらその結果が恐ろしい。草津から信楽方面にタクシーで帰るのは軽く万超え。お若い人ならネカフェか漫喫で始発までじっとしている方が得策だが、特に若い女の子を持つ滋賀のオヤジ達はそんなこと絶対に許さない。
 県内の女の子の家に泊めてもらうのならいざ知らず、京都の何処の馬の骨とも知れん奴と深夜喫茶で夜を明かすなど絶対にあかんでよ。だから娘たちも必死でこの電車に乗る。娘たちが何が何でも帰るから男の子たちもくっついて帰る。
 そんな訳で山科駅は草津線を使う若者にとっては「琵琶湖線新快速11時36分発野洲行き」はシンデレラ号となる。

 さてお次の大津駅。列車がそれぞれの駅のホームに入って行く度に変な奴が乗ってくるんじゃないかと、つい身構える私も安心していられる大津駅。人っ子一人もいない。

 大津駅って県庁所在の駅やないか。しかし猫の子もいそうにない。地方都市の官庁街ってこんなもんか・・・。

 河原町御池のはまだ沢山の人がそぞろ歩いてる。しかもこの大津駅、降りる人もおらん。この駅は夜間の新快速は通過しても良いのではなかろうか。大津駅って言ってみれば京都駅と同格の駅。各駅停車しか止まらないってなれば、それはそれで可笑しみがあって宜しいかも。
 この駅は日中は1時間に7本も止まる。昼間はそれほど多いのかと驚くほどであるが、2011年には17303人の乗降だそうである。それがこの駅にとって多いのか少ないのかがわからない。

次はイシヤマー、イシヤマー!

つづく・・・

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